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疼痛の改善とSRQ-D得点の上昇

学会・研究会 2026年03月09日

自律訓練法の第1公式「四肢重感練習」、第2公式「四肢温感練習」を外来で練習した初日から、重度で治療に難渋していた外陰痛が軽減し、その後も順調に軽減していきました。自律訓練法の効力にも感心しますが、1症例目のSRQ-D得点の変動に注目すべき点がありました。

SRQ-Dは自己記入式のうつ尺度ですが、自律訓練法で痛みが改善した直後にSRQ-D得点が3点から11点へと急上昇しました。この間、睡眠、食欲、気力に悪化は見られず、うつが悪化したわけではありませんでした。それではなぜSRQ-D得点が上昇したのでしょうか。

治療前は痛みにとらわれていて、自身の心と体の状態をとらえられていなかったと著者は考察しています。痛みが和らいだことで自分自身へ意識が向き、心と体の問題に患者がようやく気付き、SRQ-D得点が上昇したのでしょう。

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