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精神疾患を併存する顎変形症

症状・病態 治療法 病気 2025年12月06日
顎の骨を切ってまで顔貌を改善したいという患者さんには、精神的な問題を抱えていることが多々あります。不安症、大うつ性障害、強迫症、身体症状症、神経発達症、パーソナリティ障害などです。手術の前後に長期間の歯列矯正治療が必要となり、矯正歯科でも精神疾患への対応が必要となります。
東京科学大学歯科心身医療科では矯正歯科で治療中の患者さんのこのような問題にかかわっています。その際に、CSI(中枢感作指数)を測定し、この値が高い場合に対応することにしています。精神的な問題として取り扱うよりも、中枢感作という脳の神経機能の問題として取り扱う方が、このような患者さんに治療を受け入れてもらいやすいからです。
 
 

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