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中医学研究会

漢方治療 2025年11月08日

6月の研究会で検討した山本篤志先生(西条ときわクリニック)の症例です。咳喘息で加療中でしたが、3日前に発熱、悪寒、発汗が生じ、翌日から頭痛も加わりました。3日目に来院したときは少陽病期に特徴的な往来寒熱が見られたため、小柴胡湯を1日3包、川芎茶調散を頭痛時に頓用で服用しました。7日後の再来院時には症状はほとんど消失していました。以前から持続していたのどにへばりつくような痰を改善させるために滋陰四宝湯と麦門冬湯を内服したところ、2週間後の3診時には痰も咳も劇的に減少していました。

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