ドライマウスは、原因別に5つに分類することができます。
- 全身性と代謝性のもの
- 糖尿病・腎障害・貧血など。唾液腺には異常がなく、水分不足による唾液の減少が原因。
- 神経性あるいは薬物性のもの
- 神経性はうつ病、ストレスなど。薬物性は抗不安薬、抗うつ剤、抗アレルギー剤、降圧剤など。唾液の分泌に関連する神経系が抑制されることが原因。
- 唾液腺自体の障害によるもの
- シェーグレン症候群が代表的。その他、放射線治療や加齢による唾液腺障害など。
- 機能性のもの
- 噛まずに丸呑みするような食事により唾液分泌が低下する。
- 口呼吸
- 口呼吸による唾液の蒸発
ドライマウスが起こる背景には、口腔粘膜疾患の他にも多種多様な病気が複合的に関連しています。