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フッ素洗口法

診察法・検査法 2013年06月20日
フッ素洗口法は、わたしたちが自分でできる最強の虫歯予防&再発防止法です。 飲み込んでしまう恐れのある乳幼児以外なら、病気を持つ方もアレルギー体質の方も安心してご利用いただけます。
フッ素洗口は強力な虫歯予防法
フッ素は私たちが日常的に摂取している食品、特にお茶や海産物などに多く含まれているもので、WHO(世界保健機構)により必須栄養素に指定されています。そのフッ素を使ったフッ素洗口法は、虫歯の予防と再発防止に大変効果的な方法です。
た とえば、永久歯の虫歯減少率をあらわしたデータによると、フッ素塗布やフッ素配合歯みがき剤の使用による効果が 10~30%なのに対して、フッ素洗口では30~60%と、その差は歴然としています。また、4歳から14歳までの11年間、フッ素洗口を行った子供で は、80%におよぶ虫歯の予防効果が確認されています。
従って、4歳から14歳の年代に当たる幼稚園・保育園の幼児期や小学校・中学校の学 童期は、生涯にわたって虫歯を予防して いくための、基礎ともいえる大切な時期です。また、歯科医師の指導下において適切な方法で行う限り、身体の弱い方や障害を持つ方、アレルギー体質の方で あっても、年代を問わず安全に利用でき、たとえば腎臓病の方にも虫歯予防法としてお勧めできるのがフッ素洗口法の特徴です。ただし唯一、洗口液を飲み込ん でしまうおそれのある乳幼児だけは、フッ素洗口の利用対象者にはなりません。しかしながら、万が一誤って飲み込んだとしても、健康被害が発生するようなこ とはなく、急性毒性と慢性毒性の両面から、安全性が確認されています。

 

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