【相談者】2011年11月6日 男性 K
去年・今年と副鼻腔炎のあとに耳が詰まった感じがして声が大きくなり喋りにくくなります。神経内科に入院しましたが原因分からず身体表現性障害と診 断。顎 関節に音がして張った感じがすることから耳鼻科ではコステン症候群と診断。現在神経内科からNaSSaの投薬がなされていますが、いかなる治療になるので しょうか?
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
二つの診療科でそれぞれ異なる病名が付けられていますが、身体面ではコステン症候群、精神面では身体表現性障害に該当すると考えられます。
コステン症侯群は顎関節症ともいい、顎の関節の位置や動きの異常、顎関節腔内の炎症などから耳詰まりや聴覚障害が起こる場合に付けられる病名です。原因は歯ぎしりや食いしばりによって顎関節に負担がかかることですから、これらへの対応が必要となります。
一方、身体表現性障害に対してはNaSSAという種類の抗うつ剤の他、心理療法が有効です。