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光線過敏症

学会・研究会 2019年09月03日

顔面や腕など日光に当たりやすい皮膚表面に発赤や痒みを伴う発赤が出る病気です。中医学的には陰虚により皮膚に熱がこもって症状が生じると考えられます。陰虚が生じる理由として陽虚が生じるという一見不思議な現象があります。
陰と陽は対になって全身の陽気と陰液を保っています。腎虚になると腎が心陽をコントロールできなくなって陰から離れ、上半身に心が上ってしまいます。このため、下半身は冷えて上半身はのぼせる陽虚浮揚が生じます。その結果、光線過敏症が発症します。
浮揚に対しては柴胡加竜骨牡蠣湯や桂枝加竜骨牡蠣湯で陽を下に降ろします。下半身の冷えに対しては桂枝や附子で温めます。

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