ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

二酸化塩素

学会・研究会 2018年02月07日

口臭治療で主力となるのは「プロフレッシュ」「セレブレス」というマウスウォッシュです。これらを朝と夜に口に含んでブクブク、ガラガラとうがいをすれば、いつも口臭がない(麻もしくは軽い)状態を維持できます。
これらのマウスウォッシュの主成分は二酸化塩素です。岡山大学歯学部予防歯科の森田学教授が二酸化塩素の性質と効果について講演されました。二酸化塩素が口臭を抑える働きには二通りのものがあります。主に細菌が口臭ガスを産生するのですが、二酸化塩素は細菌の構造を変化させる働きがあります。タンパク質を構成するアミノ酸残基のトリプトファンとチロシンに反応することでこの働きが生じます。二つ目は代表的な口臭ガスである揮発性硫黄化合物を分解する働きがあることです。

cio1

cio2

ページの一番上へ