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筋筋膜痛・ウイルス性歯髄炎(口腔顔面痛Q&A1)

メール相談 2017年09月22日

筋筋膜痛・ウイルス性歯髄炎(口腔顔面痛Q&A1)
筋筋膜痛
Q1. それほどひどい痛みではありませんが、口の中が少し痛みます。普段から噛みしめるクセがあり、いつも上下の歯がくっついている状態で、肩こりもひどいのですが。
A. 「筋筋膜痛」の疑いがあります。筋筋膜痛は筋や筋膜が原因の痛みではなく、筋の中に形成されたトリガーポイントが活性化して生じる痛みをいいます。トリガーポイントとは、慢性的な筋の疲労が続いたときに筋の中にできるしこりのことです。くいしばりや歯ぎしりを繰り返し行うことによって咀嚼筋が疲労すると、トリガーポイントが発生する筋の周辺や離れた部位(歯や顎関節など)が痛みだし、原因不明の歯痛や顎関節症を引き起こすのです。
ウイルス性歯髄炎
Q2. 2〜3日前から歯がキリキリと痛み出し、すごく痛くて夜も眠れません。
A. 「ウイルス性歯髄炎」の疑いがあります。ウイルス性歯髄炎とは、一度感染して身を潜めていた帯状疱疹ウイルスが、免疫力の低下時に歯の神経を冒すことによって激しい痛みを引き起こす病気で、20歳前後と60歳以上に多く見られるのが特徴です。早期に適切な治療を行わないと、「帯状疱疹後神経痛」などの後遺症を残す可能性があるため、注意を要する病気です。ただし2週間以上症状が続く場合は、別の病気の可能性が高くなります。

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