「あらゆる存在、意味、価値は現象が契機―志向相関的に構成され続ける構造である」というのが構造構成主義の中核原理です。痛みを例にとると、肉体に受けた外傷や治療者への不信感、薬の変更、人間関係の変化、気持ちの変化などがきっかけとなり、痛みの強さや痛みに対する感じ方が変わっていくということになります。