天野教授が解説された大阪大学歯学部学生が抱える問題点とは留年が多いことです。歯学部は6年生ですが、6年間で卒業できる学生の割合が国公立大学歯学部の中で一番低いことです。 これは最近始まった問題ではなく、私が学生の頃から変わっていません。歯学部は全科目必修なので、ひとつでも不合格となると次の学年に進級できません。このため、学生自身の努力が必要なことは間違いありませんが、今までは自助努力に任せていたところを、大学の教官が何とか手助けして進級できる力を付けさせようと動き始めたそうです。