赤野弘明先生の講演は「最前線」という題ですが、研究中や日本に入って来ていない材料の紹介はなく、現在日本で臨床家が使用可能なものばかりでした。赤野先生も言及されていましたが、本来の講演目的は既存の材料を実際に使ってみての再評価だったそうで、『組織再生療法を再考する』としたかったそうです。このタイトルではインパクトが弱いと同窓会学術委員会からの指摘があり、集客を考えて現タイトルに決まったようです。
開業医の私としては「最前線」の研究よりも、実際の治療に役立つ本日の講演内容の方が
圧倒的に得るものが多かったと思います。講演タイトルを決めるのは難しい作業ですね。