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味覚障害の治療薬

薬剤・機材 2015年09月07日

メイラックス(薬品名 ロフラゼプ酸エチル)はベンゾジアゼピン系抗不安薬です。社会不安障害、パニック障害などに対して用いる薬ですが、味覚中枢を活性化する作用を併せ持ち、味覚障害に対しても高い治療効果があります。
北海道大学口腔診断内科の報告によると、36例に投与し、19列に改善がみられました。投与開始2週間以内に16例で効果がみられ、早期に効果が発現しました。
副作用は眠気、思考減退、集中力の低下、ふらつき、頭重感、構部障害で、約3分1の症例で副作用が出現します。とはいっても筋弛緩作用や鎮静作用がないため、抗不安薬の中では比較的副作用が少ない部類です。また、依存性や耐性を形成しにくいという利点もあります。

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