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1年前に左上6番のむし歯治療をした後から同部位の慢性的な痛みに悩んでいます②

メール相談 2013年11月01日

相談: (34歳 男性)

早速のお返事をありがとうございました。大変参考になりました。痛みを感じる部位のメインは左上6番なのですが、短時間だけ右上6番や上の前歯全体が痛むことがあります。現在は会話時に左上6番が左下6番と当たると痛み、舌も擦れる感じが出て困っています。食べ物を噛みながら喋ると苦痛がないのですが…。
歯科クリニックで話しても不思議がられ、気のせいだと一喝されましたが、半年たってもあまり変わりません。
気になるのは半年前に左上6番に金歯を入れたときに違和感があり、その後の受診でドクターからも「噛み合わせが変わった」と言われたことです。そこで複数歯の噛み合わせを調整され、さらにおかしくなり、自分の口の中ではなくなったように感じました。
無意識に痛みを避けるようにして噛み合わせが変わり、顎の周囲の筋肉が硬直して、このような複雑な症状を呈することはあるのでしょうか??

回答:口腔内科 樋口均也

口の中のいずれかの場所に痛みがあると、それをかばって噛み合わせが変化することがあります。その結果、他の部分にも影響が及び痛みが生じる事があります。
右上や前歯に痛みが生じたのはこのような理由かもしれません。それぞれの部分に別の問題が潜んでいる可能性も考えられます。
いずれの部分の歯にも問題がない場合もあります。全体的に歯肉に炎症がある場合はあちこちが痛みます。歯ぎしりやくいしばりがあれば筋・筋膜痛が生じ、あたかも歯が痛んでいるように感じられます。ストレスなどの心理、社会的要因があればいろいろな場所に痛みが生じます。

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