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認知行動療法を用いた口臭治療

10月23日の口腔外科学会で講演発表した演題のタイトルは「認知行動療法を
用いた口臭治療」です。認知行動療法とは間違った思い込みや自動思考に気付
いてもらってその考えを改め、正しく行動する方法を身に付けてもらう心理療法です。
口臭の悩みを抱える患者様は自分では口臭があるかどうかよくわからないことが多く、
それがためになおさら不安を募らせています。口の中がネバネバするといった
不快な感覚を覚えると、口臭が起こっているのだろうと考えてしまいます。
話している相手が手を口元に持っていったり、鼻をこすったりするだけで心配になります。
自分の口臭に対して相手がそのような仕草をしたのだろうと思うからです。
このような推測の多くは間違っていることが多いのですが、認知行動療法では
このような思い込みを修正し、本当のことをよく理解してもらいます。その上で
正しい行動の仕方を身に付けてもらい口臭をなくしていきます。
今回の発表ではそのためのさまざまな専門的な手法を紹介しました。

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