岩永譲教授(Tulane大学医学部脳神経外科学講座)の舌神経に絞った解剖の講演です。舌神経を卵円孔の近くまで中枢側にさかのぼると、下顎切痕付近の下顎枝の内側で下歯槽神経と分岐します。それより中枢側は三叉神経第3枝である下顎神経です。
下歯槽神経と分岐した後、舌神経は鼓索神経と合流します。その後、内側翼突筋と下顎枝の間を通り、臼後部で口底に入ります。臼後部の舌神経は内部に臼後線を含むレトロモーラーパッドの内下方を走行します。
舌神経は口底を前方に進み、下顎大臼歯部でワルトン管の下をくぐって、内側に向きを変え、舌下腺に向かう枝である舌下部神経や顎下神経節に向かう枝を出します。これらの枝は鼓索神経の成分であり、舌下腺や顎下腺からの唾液分泌を支配します。







