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臨床家の立場から歯科心身症を捉える -根管治療の立場から―

学会・研究会 2014年09月10日

臨床家の立場から歯科心身症を捉える -根管治療の立場から―
歯内療法を専門とされる井澤常泰先生の講演では抜髄後の痛みがとれない理由について解説されました。歯内療法に問題がある場合として、
over instrumentation
over medication
残髄
根管の見落とし
の4点があります。
これと併せて慎重に判断しないといけないのはその痛みが本当に歯内療法の問題で生じている痛みであるかどうかということです。歯髄や根尖部歯周組織の問題で痛みが生じているのではないのに歯内療法を始めてしまえば、いつまでも痛みがつづくことになりかねません。
歯内療法とは関係なく痛みが続いているかどうかを判断する材料として次のような所見が挙げられます。
NSA2Dsが効くか
麻酔試験で痛みが消えるか
抜髄しても抜髄前の痛みが続いている
水酸化カルシウムの貼薬 痛みを誘発しない

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