口腔生理学講座の新しい教授に就任された加藤隆史先生の専門は睡眠です。「睡眠負債」ということがマスコミでも取り上げられるようになりましたが、睡眠の質が低下すると、循環器系、免疫系、神経系、代謝系と様々な障害を引き起こすことがわかってきています。口腔領域では歯ぎしり(睡眠時ブラキシズム)、睡眠時無呼吸、顎関節症/口腔顔面痛といった問題が睡眠と関係しています。
加藤教授は大阪大学産業科学研究所の福井健一准教授と共同でスマートフォンやタブレット端末で録音された音から、個人の睡眠パターンを機械学習により可視化・評価するAI技術を開発しました。