ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

構造構成主義

学会・研究会 2017年05月19日

異なる学問分野でその考え方や方法に違いがみられる場合にお互いの研究者はその違いを批判し合うことがあります。これを「信念対立」といいますが、構造構成主義はこれらの違いを乗り越え、よりましな理論を構築していこうとするメタ理論です。
痛みを例に挙げると、痛みは侵害受容性疼痛という局所の病理学的な変化として説明されます。これとは別に神経学的な異常である神経障害性疼痛というものもあります。また、ストレスなどの心理学的な問題で引き起こされる心因性疼痛もあります。内因性のうつ病や統合失調症といった精神医学的な問題による痛みもあります。それぞれの立場で痛みの治療が行われますが、別の立場から見た疼痛治療についての批判的意見や治療者間の対立が生じることがあります。

kozokoseishugi

ページの一番上へ