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口腔内の粘膜にざらつきを感じる

メール相談 2013年07月17日
【相談者】2011年4月28日  60代 男 性 HT 数か月前(1月下旬頃)から口腔内の粘膜にざらつきを感じる様になりました。特に入浴時、湿度の高い時、水を飲んだ時等に口腔内全体に広がり不快感が強い です。普段は口腔の奥のほうの周囲にざらつきがあります。口臭も強くなったように感じます。4月になってから特に強くなりました。 歯科、耳鼻咽喉科、口腔外科等で診てもらっても特に所見は無いとのことですし、口腔の乾燥も特にありません。また、味覚も何となく味気な い感じがし食事があまり美味しくありませんし、少しパサパサ感もあります。今までアレルギー性鼻炎は有りましたが、花粉症にしてもこんな症状は有りません でした。 薬はいろいろ服用しています。主な薬剤は、ワーファリン、サンリズム、ブロプレス、アロチーム、ゾピクールです。薬剤の副作用とも思ったりするのですが、 これらの薬はざらつき感が出る前から服用しています。 ともかく訳が分からずとても不安です。3月末で退職しましたので精神的なものが原因かとも思ったりもしていますが・・・。宜しくお願いします。 【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也 口腔粘膜の異常はドライマウスの一症状として現れるケースが多いのですが、どうやらドライマウスではなさそうですね。粘膜のざらつきが見られるものとし て、他にカタル性口内炎や剥離性口内炎、白板症、多形成浸出性紅斑症候群などを挙げることができます。しかし、これらは全て肉眼で確認できる粘膜の変化を 伴うため、これまでの「特に所見は無い」との診断から、可能性は少ないと考えます。 ざらつきがあるにもかかわらず明らかな異常が見当たらない場合には、「口腔異常感症」という病名が付けられます。原因としてうつや統合失調症は少数で、多 くは脳内の感覚の異常によって起こり、治療は抗うつ薬や抗精神病薬などを服用する薬物療法が中心となります。 一方、口臭や味覚の低下は、ドライマウスや薬の副作用によって引き起こされるケースが多く見られます。従って唾液量の測定などを含め、ドライマウスの詳し い検査を一度受けられることをお勧めします。 口腔外科総合研究所にこのような相談が寄せられました。続きはこちらをクリックしてください。
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