【相談者】2013年6月7日 50代 女 N
長 文で申し訳ないです。今年二月末コンタクトが調子悪くなり眼科を受診したところ、涙量がほぼゼロでした。二年半前くらいから唾液が出にくくなっていたこ と、祖母がリウマチだったことから、ちゃんと検査をした方がいいと、紹介された病院のリウマチ科と耳鼻科でシェーグレンの検査を受けました。 唇の唾液腺を取る生体検査を受けましたが、何が起こったのか?五針縫いましたが、そこに痺れと痛みが入り混じったQOLが著しく低下する ほどの強い痺れが残ってしまいました。それと糸が溶けにくい体質でなかなか溶けなかったところにしこりができて、口を動かす時、痛みが倍増することがあり ます。唾液が出にくくつらい日々でしたが、さらに強い痺れが加わりしんどい毎日です。 生体検査で何が起こったのか?痺れとしこりはもう治ることはないのか?教えていただきたくて、メールをしました。(生体検査を担当した医師からは「あなた のような人は初めてですよ」と言われました。)
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
シェー グレン症候群に罹患するとリンパ球が唾液腺や涙腺を誤って異物とみなし、これらの腺組織を攻撃するため、唾液腺や涙腺が破壊されてドライマウスやドライア イが発症します。 シェーグレン症候群の検査方法のひとつとして、唾液腺や涙腺を採取する病理組織検査があります。おそらくこの検査のために口唇(通常は下唇)を切開し、小 唾液腺(口唇腺)を採取されたのでしょう。 通常口唇の切開部位は最後に縫合しますが、傷跡は多かれ少なかれしこりができてひきつり、周囲の知覚が麻痺します。これは体にメスを入れ ると必ず生じる反応であり、特別なことではありません。ひきつりや麻痺は徐々に軽減しますが、症状が完全に消えるまでには時間を要します。 痛みが耐え難い場合には薬で症状を緩和することが可能なので、この点について担当の先生とよく相談されることをお勧めします。
長 文で申し訳ないです。今年二月末コンタクトが調子悪くなり眼科を受診したところ、涙量がほぼゼロでした。二年半前くらいから唾液が出にくくなっていたこ と、祖母がリウマチだったことから、ちゃんと検査をした方がいいと、紹介された病院のリウマチ科と耳鼻科でシェーグレンの検査を受けました。 唇の唾液腺を取る生体検査を受けましたが、何が起こったのか?五針縫いましたが、そこに痺れと痛みが入り混じったQOLが著しく低下する ほどの強い痺れが残ってしまいました。それと糸が溶けにくい体質でなかなか溶けなかったところにしこりができて、口を動かす時、痛みが倍増することがあり ます。唾液が出にくくつらい日々でしたが、さらに強い痺れが加わりしんどい毎日です。 生体検査で何が起こったのか?痺れとしこりはもう治ることはないのか?教えていただきたくて、メールをしました。(生体検査を担当した医師からは「あなた のような人は初めてですよ」と言われました。)
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
シェー グレン症候群に罹患するとリンパ球が唾液腺や涙腺を誤って異物とみなし、これらの腺組織を攻撃するため、唾液腺や涙腺が破壊されてドライマウスやドライア イが発症します。 シェーグレン症候群の検査方法のひとつとして、唾液腺や涙腺を採取する病理組織検査があります。おそらくこの検査のために口唇(通常は下唇)を切開し、小 唾液腺(口唇腺)を採取されたのでしょう。 通常口唇の切開部位は最後に縫合しますが、傷跡は多かれ少なかれしこりができてひきつり、周囲の知覚が麻痺します。これは体にメスを入れ ると必ず生じる反応であり、特別なことではありません。ひきつりや麻痺は徐々に軽減しますが、症状が完全に消えるまでには時間を要します。 痛みが耐え難い場合には薬で症状を緩和することが可能なので、この点について担当の先生とよく相談されることをお勧めします。