Science Cafe E. Coli 亭で正面に掲示されていたポスターです。薬学部の1年生が主導し、理学部の2年生と同志社大学生命医科学部の3年生が共同で研究した成果です。大腸菌に長い遺伝子を導入し、2種類の新たな大腸菌の作成を試みましたが、今のところ成功していないそうです。予想される性質をコンピューターでシミュレーションし、2種類の菌が共存下でどのように繁殖していくかを調べました。
私が大学1年生の頃には実験手法を学ぶための実習は経験しましたが、知られていない現象や事実を見出す目的の実験、まさに科学研究は大学院に入るまで経験したことがありません。今の学生は1年生からそのような研究の機会を得ることが可能だと知りました。このような研究にはかなりの費用がかかります。若手研究者を育てるために、大学は1年生にまで先行投資するようになったようです。
