邵輝先生の講義は中医学的な問診法に関するものでした。明代の医学者、張景岳がその著書『景岳全書』で十問歌という心得を記しています。 一問寒熱二問汗、三問頭身四問便、 五問飲食六問胸、七聾八渴俱當辨、 九問舊病十問因、以下略 最初に着目するのは寒熱で、次いで発汗、疼痛、大小便、食生活と尋ねていきます。さらに心肺、聴覚、口の渇き、既往歴と進み、最後に発病のきっかけを尋ねます。