ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

前歯のかぶせ物の破折と咬筋肥大

メール相談 2014年07月01日
【相談者】2013年6月11日  30代 女性 U
前 歯を3本、7年前に差し歯にしています。メタルコアで、中央の2本はくっついている義歯です。もともと噛みしめる力が強い、と言われたので今の義歯は、裏 が金属のものです。 去年の4月に前歯の根本が痛み、小さな個人医院にてのう胞除去の切開手術をしましたが、半年後にはまたのう胞が。大學病院付属の歯学部を 受診した際再切開手術は無理、義歯を壊しメタルコアを外して根治療、両サイドの義歯も含め作り直し、患部の根をまたぐようなブリッジ状の差し歯にするとの こと。 ここ1年半ほど、特に強いストレスがかかり、急に顔の印象が変わる程に咬筋が肥大。今入っている前歯の義歯も、半年ほど前に欠けました。 これを機会に口腔内の金属の被せ物や詰め物もセラミックに、前歯義歯も裏が金属でないものにしたいです。義歯の処理のみならず、この、ストレスからきてい る咬筋肥大もどうにかしたいです。
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
切り傷を縫合したあと瘢痕としびれが残り、1年以上経っても全く改善しないということですね。切り傷を負えば瘢痕やしびれは必ず起こるものですが、通常は時間の経過とともに改善していくものです。原因を探ってみましょう。
 まず瘢痕は傷が治るときに生じる正常な創傷治癒反応ですが、この反応が過剰に出る体質の方は瘢痕がいつまでも消えないことがあります。傷の回復を促すには、副腎皮質ホルモン入りの貼り薬が効果的です。

ページの一番上へ