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二酸化塩素の働き

薬剤・機材 2018年07月02日

抗微生物作用
細菌、ウイルス、真菌を形作るタンパク質に二酸化塩素の酸素が結びつき、タンパク質の構造を変化させます。その結果、微生物の働きが損なわれ、繁殖を抑えます。
消臭作用
酸化作用により、臭い成分を変性させ、臭わなくさせます。口臭の代表的な原因物質は揮発性硫黄化合物です。二酸化塩素中の酸素はこの化合物の硫黄と結びつき、変化させます。また、二酸化塩素中の塩素が硫黄と結びつくと分子量が大きくなって重くなり、揮発しなくなります。いずれにしても臭いが消える結果となります。
汚れの除去
口腔粘膜を覆う汚れの多くはタンパク質でできています。二酸化塩素中の酸素はこのタンパク質に結び付き、変性させます。その結果、汚れが除去されることとなります。二酸化塩素を用いることで、舌の表面に付いたぬめりが取り除かれ、舌がきれいになります。
唾液分泌促進作用
唾液腺で作られた唾液は導管を通って口に中に分泌されます。導管内に汚れが目詰まりすると唾液が出にくくなり、口が乾きやすくなります。二酸化塩素の働きで導管内の汚れが除去されると、唾液が出やすくなります。

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