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中医学研究会 2022年2月

論文・記事 2022年05月23日

2月の研究会での傷寒論は厥陰病の続きでした。傷寒に罹患してから6~7日たっていても陽明不実にはなっていない場合に、裏熱を取ろうとして瀉下すると上熱下寒、虚実挟雑の複雑な病態に陥ってしまします。このような治療の失敗をリカバリーするために用いるのが麻黄升麻湯です。

この方剤は麻黄、升麻、当帰、知母、黄芩、萎蕤、芍薬、天門冬、桂枝、茯苓、炙甘草、石膏、白朮、乾姜で構成されます。麻黄、升麻で陽鬱している邪を宣発します。また桂枝、乾姜で通陽温中して袪寒します。

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