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一般臨床における自家歯牙移植の位置付け

大阪大学歯学部顎口腔腫瘍外科学講座同窓会の勉強会に参加しました。顎口腔腫瘍外科学講座というのは、かつての第二口腔外科のことです。講師は藤原啓先生(大阪市開業)で自家歯牙移植の症例と治療成績、文献を紹介されました。

歯牙移植のドナー歯の歯根膜のダメージを少なくするためには、抜歯してから移植するまでの時間が短いに越したことはありません。また、移植窩への適合性を確認するために何度もう蝕窩にドナー歯を挿入することも、歯根膜を傷つけることになります。

術前にCT撮影し、ドナー歯のレプリカを作成しておいて移植窩の形成に用いると、文献的には平均49秒でドナー歯の抜歯と移植を完了させられるそうです。藤原先生の症例では10秒間で完了したそうです。

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