認知行動療法の心理技法のひとつに「ロールプレイ」があります。これは患者が自分の家族や上司などの役を演じ、治療者と対話する方法です。患者がいつも受 けている構造化された対話形式の認知行動療法の面接を他者の視線で受け直すことになります。他者の立場で考えて発言することにより、患者に新たな「気付 き」がもたらされ、「前向きな考え方」ができるようになります。