ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

レジン充填のメリット

治療法 2016年06月24日

虫歯の穴を修復し、元のような歯の形にする方法には2通りあります。穴に直接詰め物を入れて固める方法と、型取りして作った詰め物をセメントで取り付ける方法で、前者を直接修復、後者を間接修復といいます。
間接修復は余分な凹凸がないように虫歯の穴を削って歯の形を整えた後、型取りを行います。つまり、虫歯でない健康な歯の部分(健全歯質)も余分に削ることになります。これに対して、直接修復は健全歯質をできるだけ削らず、歯にやさしい治療を行うことが可能です。
直接歯に詰める材料にはアマルガム、金箔、セメント、レジン(コンポジット・レジン、CR)があります。レジンには他の充填材料にない優れた性質があり、歯と接着させて充填することが可能です。一方、アマルガムや金箔、セメントでは虫歯でできた穴に充填して固めても歯と接着することはできません。グラスアイオノマーセメントというセメントのみが歯と接着可能ですが、それでもレジンほどの接着力はありません。歯と強力に接着し、一体化して十分な強度を保つことができるのはレジンのみです。
レジンのもう一つの特徴として、一目でわかる「歯の色に近い白さ」があります。この点もまた、他の材料にはないレジンの大きな優位性です。かつて虫歯で穴が開いていたとは思えないほど、自然な仕上がりを実現できる材料はレジンのみなのです。

ページの一番上へ