ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

レジリエンスエンジニアリング

学会・研究会 2025年08月05日
丹羽先生のセミナーの中で登場した言葉です。従来型の安全管理は「ヒヤリ・ハット」事例を集めたり、インシデントやアクシデントを事後的に見直して改善策を考えたりするというものでした。いわば「失敗から学ぶ」という姿勢です。これはこれで大切なものであり、多くの失敗を予防することができるようになります。
しかし、複雑の状況下で生じる問題は、過去から学んだものをそのまま適応するのが難しいことが多々あります。そのような場合に失敗が生じることがあります。レジリエンスエンジニアリングは全く異なる考え方から出発している安全管理法です。普段実行している内容から学び、うまくいっていることを伸ばします。この方が想定外の事態が生じた際に問題をかいくぐる確率が高くなります。
北村正晴. “レジリエンスエンジニアリングが目指す安全 Safety-II とその実現法.” 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review 8.2 (2014): 84-95.

ページの一番上へ