鶴見大学歯学部の斉藤一郎教授がシェーグレン症候群の発症機序について講演されました。シェーグレン症候群は自己免疫疾患の一種とされていますが齋 藤先生は異なる見解と扱っています。斉藤節ではシェーグレン症候群の主犯はウイルスだということです。中でもEBウイルスは関連が深そうです。女性が圧倒 的に多いことからエストロジェンの減少も関与しているようです。 SP細胞が産生するクラスタリンが唾液腺の修復に働くことや酸化ストレスによる唾液分泌減少に対してCQ10が有効なことも解説されました。