舌縁部や舌突、頬粘膜、下唇粘膜は上下の歯で誤って噛むことがあり(咬傷)、歯の型(歯痕)が付きやすい部位でもあります。一方で舌の上面である舌背部は上下の歯から離れているために、誤って噛むことはなさそうに思われます。 ところが舌背中央部に咬傷を繰り返す場合が時たまみられます。これはストレスから生じると考えられていて、抗不安薬の内服を継続することにより生じなくなります。