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硫化水素が歯周組織に及ぼす影響

学会・研究会 2014年08月22日

口臭学会の教育講演で岡山大学歯学部予防歯科教授の森田学先生が「硫化水素が歯周組織に及ぼす影響」について、最新の研究成果を発表されました。硫化水素は口臭の代表的な臭気ガスです。生理的口臭では硫化水素が、病的口臭ではメチルメルカプタンの割合が高くなるとされています。
硫化水素やメチルメルカプタンといった揮発性硫黄化合物は、臭い成分であるだけではなく、体に対してさまざまな影響を及ぼします。メチルメルカプタンは線維芽細胞が産生するコラーゲンを分解することがわかっています。これは歯肉が破壊されることを意味します。チオール基(-SH蓋)がRNA syuthetcseの作用を抑制し、細胞死を誘導している可能性も考えられます。
硫化水素がラットの歯槽骨の破壊細胞を誘導する現象も確認されていて、骨吸収を促進すし、歯槽骨を破壊すると考えられます。この現象は歯周病菌が産生するリポポリサッカライド(LPS)という毒素が破骨細胞上のTLR4という受容体と結びつくことから始まります。同時に硫化水素が破骨細胞上のRANKという受容体の働きを活性化します。その結果、歯槽骨が破壊され、歯周病が進行するようです。
H2
炭水化物が大腸で腸内細菌により発酵し発生する
小腸通過時間  試験食 ラッツフーズ 
膵外分泌機能
炭水化物の消化吸収
腸内細菌の異常増殖 小腸には細菌がいない
薬剤の効果、副作用
乳糖不耐症 小腸にある乳糖分解酵素(ラクターゼ)の欠乏
      乳糖はグルコースとラクターゼに分解できない
 日本人の98%は乳糖を分解できない
 乳糖分解酵素欠乏症か乳糖不耐症
 外因性水素に活性酸素の除去効果
VOC 
揮発性有機化合物
 アセトン 糖尿病 ケトアシドーシス
 NTTドコモ製
NH3 
肝硬変と皮膚アンモニア
 呼気メタボローム解析
  GC-MS
  ピークのパターンを分析
 口腔内ガス
  H2 HCN(シアン化水素)N2O NH3
 超早期診断技術開発プロジェクト
  呼気ガス測定
  口臭
  肺がん
  肝臓
  糖尿病

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