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正中菱形舌炎による舌の隆起

メール相談 2013年03月23日

【相談者】2011年1月8日  50代 男性 T
2週間位前に舌に違和感を感じました。大した違和感でないため放置し ていましたが、5日位前から唾を嚥下しにくいように感じたため、12月16日、鏡で確認しました。すると、舌が白くなっていて、中央部分に幅1センチ位、 長さ3センチ位の茶色の隆起部分がありました。痛み等はありません。どのような科目の診療科にかかるのが良いか、また、病気としての判断をお伺いします。
 
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
舌の後方の正中部分が、菱形や楕円形に膨らんだ状態であると推測します。舌の表面には舌乳頭という細かいヒダがあるのですが、この部分に舌乳頭がなく、色が白や赤に変わっているのでしょう。
 
このような症状を「正中菱形舌炎」といいますが、先天的にこのような状態であったはずです。これ自体は特に治療の必要がないのですが、時には細菌感染を起こす場合があるため、2週間前に何らかの理由によって炎症を起こし、違和感が生じたのでしょう。
 
本当に正中菱形舌炎なのか、あるいは別の病気であるのかについては、検査を受ける必要があります。従って歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
 

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