ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

咀嚼筋間隙に進展した歯原性膿瘍

虫歯や歯周病が進行すると細菌感染が起こって膿が溜まり、膿瘍ができる場合があります。歯の周辺の歯肉や歯槽粘膜下に腫瘍が生じたものが、「歯茎が腫れた」状態です。

しかし、中には膿瘍が周辺にまで拡大するケースもあります。上顎や下顎の臼歯部の周囲にある咀嚼筋は、下顎を動かす筋肉で囲まれ、咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋の4つで構成されています。その筋肉と顎骨の間のスペースが「咀嚼筋間隙」です。

咀嚼筋間隙で膿瘍が拡大すると咀嚼筋の動きが悪くなり、結果として開口障害が生じるのです。

ページの一番上へ