スタッフ宮西へのインタビュー
歯科衛生士になった動機を教えてください。
中学3年生から高校2年生にかけて受けた矯正治療のことを思い出し、歯科医院で働くことを考えました。治療に通っていた衛生士さんがやさしくてとても頼りがいがあったからです。私もあのようになれたらよいなあと思い、専門学校に入学しました。
専門学校では3年制に変わった衛生士課程を卒業し、引き続いて系列校の技工士課程で2年間学びました。
ひぐち歯科に勤めてからどのような心構えで仕事をされているか教えてください。
ひぐち歯科では歯科衛生士としても歯科技工士としても働いています。割合としては歯科衛生士としての仕事の方が多いです。
どちらの仕事も最後まで手を抜かずきっちりとやりたい性格です。ドクターに言われたことは指示された通りにするだけではなく、その内容をよく考えて患者様にとって一番よい治療になるように頭を使っています。
歯科衛生士としては歯石を取る際にどうしたら痛くなくできるか、いつも注意しています。学生時代に習った基本的なキュレットの動かし方だけではどうしても痛みが出てしまいます。キュレットの入れ方や当て方、動かし方をいろいろと工夫しています。
TBIも習った通りの指導法でどの患者様にも同じように理解していただけるわけではありません。その方の性格に合ったパターンを幾つか準備しています。実はスタッフ同士でアイデアを出し合ってうまくいく方法を考えたのです。どの方にもうまく磨けていない部分を指摘するだけでなく、うまく磨けるようになったところを一緒に喜ぶようにしています。
歯科技工士としてはTekや個人トレーを作ったり、義歯を修理したりしています。シェードテイキングも大事な仕事です。Tekの形がばっちり決まると患者様の表情が生き生きとしてきます。最終補綴物もスムーズに作れるようになります。
どのような点が大変ですか?
歯肉の状態が良くなくてもあまり気にしていない方に歯周治療の動機づけをすることですね。そのような時は説明方法を変えてみるのですが、うまくいかない時もあります。これもスタッフで話し合ったことですが、歯周病が悪くなった時のイメージをリアルに感じていただけると危機感を感じてまじめによくなろうと考えられるようです。そのようにイメージしてもらうように心がけていますが、なかなか難しくって…
それとSRPはやっぱり難しいと感じることがよくあります。出血すると歯石が取り切れたかわからなくなってしまうので。SRP後の精密検査の時点で取り残しが見つかれば再度取るようにしています。
仕事をしていてよかったと感じたことを話してください
去年歯周治療を受けていただいた40代の患者様のことが印象に残っています。初めに来られた時にはあちこち痛くて物が噛めないということで、「虫歯がいっぱいできているので治してほしい」と希望されました。
ところが虫歯は1本もなく、歯周病が進行し、歯肉に膿瘍ができていて、これが痛みの原因でした。歯周病自体をご存じなかったのでどのような病気なのか、原因は何なのか、どのようにすれば治るのか詳しく説明し、ブラッシング指導から始めていきました
一通りSRPが終わり、再度歯周精密検査をしてみました。初診時には6㎜以上の歯周ポケットがあちこち見られたのですが、いずれも4㎜以下になっていました。
最初はブラッシングを説明してもあまり興味がない様子でしたが、歯肉がよくなるにつれ、プラークコントロールもかなり改善していきました。患者様も口の中がよくなってきていることを実感されて、ブラッシングに対する意欲が向上したようでした。
「何でも噛めるようになって食事がおいしくなった」と言っていただいた時にはとても嬉しく、患者様と二人で喜び合いました。家族にも歯間ブラシを勧められたそうで、皆さんブラッシングに興味を持たれたようです。
樋口院長はどんな人ですか
頭がとてもよくて、いつも調べ物をしたり、医学書や論文を読んでいます。昼休みはスタッフルームで弁当を食べながら、壁に張った詰将棋を解いています。実物の将棋の駒を動かさずに頭の中で動かしているようで、頭がよくないとできそうにありません。それと昼ご飯の最後はいつもお茶漬けを食べています。出身が京都なので子供の頃からお茶漬けを食べるようにおばあちゃんから勧められているそうです。
院長は理論的ですが、融通がきかないわけではありません。私達が何か提案すれば大体は受け入れて採用してくれます。「文句が言いやすい」院長です。
当院は診療時間が勤務終了時刻が午後5時30分になり働きやすいので、なかなか衛生士さんの空きがでません。
募集する際も、毎回すぐに応募があり素敵な方を採用しています。
当院に興味のある方は、ぜひこちらの「歯科衛生士求人お問い合わせフォーム」にご登録ください。
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