大量骨融解症
大学病院の口腔外科で診療していた時期にmassive osteolisis(大量骨融解症)の症例に出会いました。この病気は発見者の名前を取ってゴーハム病(Gorham-Stout Disease)とも呼ばれていて、骨が破壊されてリンパ管組織に置換される病気です。骨が破壊される理由はリンパ管が増殖するためという説が有力です。骨破壊に対してはビスホスホネートやデノスマブ、カルシトニン、ビタミンDなどが使用されますが、リンパ管増殖によっておこる病気だとすればこの増殖を抑える方が有効です。リンパ管増殖に対しては免疫抑制剤のシクロリムスが有効です。
谷口弘樹, et al. “下顎骨から頭蓋底部にかけて骨溶解をきたしたゴーハム病の 1 例.” 日本口腔外科学会雑誌 71.3 (2025): 139-146.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjoms/71/3/71_139/_article/-char/ja/

