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頭痛

論文・記事 2022年07月30日

平岡先生の2例目は47歳の女性で、胃腸が調子が悪くて20年間頭痛が続いていた症例です。冷え、むくみ、肩こり、易疲労感、口内炎、便秘、ストレス、不安感、舌下静脈怒張も見られました。
この症例の弁証は肝失疏泄、肝鬱気滞、肝脾不和、脾虚でした。四逆散、葛根湯加川芎辛夷を1日3回、桃核承気湯と麻子仁丸を眠前に内服し、症状は改善しました。中医学の理論の1つに四逆散に加える「頭頚三薬」というものがあります。葛根、丹参、川芎のことですが、この方意で四逆散と葛根湯加川芎辛夷を用いたところ、よく効いたということでした。

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