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舌の先がヒリヒリする

学会・研究会 2022年10月29日

9年前から舌痛が続いていました。「内科受診し血液検査を受けたがシェーグレン症候群を含めて異常ないと言われた。次いで耳鼻咽喉科受診し、肉眼的に異常なしと言われ、含嗽剤処方されて使用したが改善しなかった。3年前に総合病院口腔外科を受診し、トリアムシノロンアセトニド、メコバラミン、含嗽剤、ポラプレジンク、抗真菌剤を順次処方されたが舌痛は改善しなかった」という経過です。その口腔外科から紹介されて来院されました。

舌痛症と診断し、補中益気湯の内服を開始しました。6週間後には「朝は痛まない日が出てきた。食後にお茶を飲んだり、メロンを食べたり、疲れたりすると痛みが生じ、その後は痛みが夜まで続く。口内炎ができやすくなった」ということでした。半夏瀉心湯を追加しました。

7か月後には「朝はほとんど痛まない。食後に痛みが生じ、夜まで続く。特にレタスを食べた後は痛みが生じやすい。15歳の息子は花粉症があり、果物を食べると喉がしびれる」ということでした。どうやら口腔アレルギー症候群で舌が痛んでいたようです。

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