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温病学における舌診

症状・病態 2022年08月09日

温病学における舌診
衛気営血弁証では病気がどこまで進んでいるかを舌を診ることによって容易に把握することができます。
衛分証
表寒熱でのどの痛みが生じ、薄白苔で舌尖部が紅舌となります。銀翹散が代表方剤です。
気分証
裏実熱傷で大熱、大渇、大汗、脈大が生じ、舌全体が紅舌となります。百虎湯が代表方剤です。
衛分証
血熱で心煩(イライラする)、不眠、譫語(うわごと)、口渇、夜間発熱が生じ、絳舌となります。清営湯が代表方剤です。
血分証
衛分証に加えて出血傾向、意識障害、狂躁、痙攣が生じ、無苔で絳舌か紫舌となります。犀角地黄湯が代表方剤です。

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