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新型コロナ感染症に対する漢方治療例

漢方治療 2022年06月01日

日本でスペイン風邪が流行した100年前に漢方薬で治療した木村博昭医師は主に柴葛解肌湯を用いて一人の死者も出しませんでした。新型コロナに対して柴葛解肌湯の方意で葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏を1週間用いて症状がほぼ消失した症例報告です。味覚障害と嗅覚障害も生じたため、それぞれの症状に対して香蘇散と当帰芍薬散が併用されました。
香蘇散は視床下部下垂体副腎系(HPA軸)への作用から、味覚中枢への作用を期待して投与されました。当帰芍薬散は嗅球の生存維持、再生に関する神経成長因子の増加作用があるために投与されました。

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