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クラスター治療例

病院でCOVID19院内感染が生じ、漢方薬で治療した報告です。56歳から96歳までの男性1名女性4名で、オミクロン株の感染と推測されました。5名とも38、39度の発熱が生じましたが、肺炎の症状はありませんでした。

医師の方針として漢方薬で治療する予定でしたが、厚生労働省からの指導があり抗ウイルス剤ゼビュディ(一般名ソトロビマブ)の点滴を併用しました。使用した漢方薬は麻杏甘石湯、清肺湯、柴朴湯などです。

56歳の女性は5日間高熱が続いて治療に難渋し、麻杏甘石湯、清肺湯、桔梗石膏、白虎加人参湯、補中益気湯などとゼビュディ、セフェム系抗生物質を用いてようやく解熱しました。結果的に麻杏甘石湯、桔梗石膏、白虎加人参湯と石膏を含む方剤を総動員する必要がありました。

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