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正しい歯みがきのすべて

年代別・歯みがきの注意点とは

年代別・歯みがきの注意点とは
歯みがきには、ライフステージに応じて注意していただきたい事項があります。またいずれの時期であっても、かかりつけの歯科医院で半年に一度は健診を受け、自分の口腔や歯の状態に合った上手なお手入れ方法を指導してもらいましょう。
乳幼児期
小さな子供はどうしても歯みがきが苦手なものですが、乳幼児期はむし歯が発生しやすい時期なので十分な注意が必要です。離乳食がはじまると乳歯が生えてきますが、子供の歯のサイズに合ったヘッドの小さい歯ブラシを使って、保護者が磨いてあげるようにしましょう。子供が嫌がるからとブラッシングを怠るとむし歯ができてしまい、今度は歯が痛いからという理由で食べ物を噛む動作をしなくなり、やがてアゴの成育に悪影響を与える可能性があります。また、そんなアゴに永久歯が生えるといわゆる「出っ歯」や「乱杭歯(八重歯)」になりやすく、歯並びや顔立ちのバランスを崩してしまう結果にもなりかねません。
学童期(生え変わり期)
学童期の子供の口腔は乳歯と永久歯が混在しているため、歯の高さが不揃いになりがちで磨きにくく、むし歯になりやすいのが特徴です。特に、第一大臼歯は生えはじめから終わりまで半年以上かかり、しかも前の歯より背が低いことから歯ブラシの毛先が届きにくく、むし歯になりやすい歯です。小学生になると自分でブラッシングをするものですが、虫歯予防の観点からは保護者の仕上げ磨きが必要といえます。
成人期
歯周病にかかりやすい時期であるため、できるだけ丁寧にブラッシングを行うことが大切です。
40代以降
歯周病などによって、歯を失う可能性が高くなります。また、歯茎がやせてくると歯根部(歯の付け根)の虫歯が多くなります。従って、歯と歯の隙間が空いているところやブリッジの部分は歯間ブラシ、歯と歯の間などにはデンタルフロス(糸ようじ)を使い、歯垢をしっかり取り除くことが大切です。