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『きれいな歯になりたい!』1

患者さんが歯科医を変えた

十分なカウンセリングと徹底したインフォームドコンセント(説明と同意)により歯の悩みを解決

歯科に限らず、病院や医院にはできればあまり行きたくないものですね。特に、歯科の治療に対して恐怖心を持つ人は多く、来院するのが何となくおっくうで痛みがひどくなるまで我慢してしまい、いざとなったら手遅れになっていたというケースも少なくありません。実際に、治療前のカウンセリングで患者様のお話を伺ってみると、驚くことにこれまで自分がどんな歯科治療を受けてきたのかよく知らない、また説明を聞いた覚えがないという人がとても多いのです。従って、過去に受けた治療に対して満足している人はごく僅かで、ほとんどの患者様が何をされるのか、どこをどう治療されるのか分からないため、診療台に座るのが不安だったと訴えられています。

例えば、治療後に水がしみたり食べ物が詰まるなどのトラブルが生じた場合、治療に対する不快感や医師に対する不信感を持つ患者様は、不満を持ちながらも妥協してしまい、結果としてますます歯科を敬遠することになるのです。「削った箇所に金属を詰めています。歯と金属では熱の伝わり方が違うため、熱いものや冷たいものを口に入れるとしばらくはしみますが、3〜4ヶ月もすると歯髄が二次象牙質に覆われてしみなくなります。それまでの間、少し我慢して下さいね。」という説明が事前にきちんとなされていたら、誤解など生じません。

「いきなり歯を抜かれた」「了解もなく見える部分に金属をかぶせられた」「3本のブリッジと言ったのに実際は5本だった、それについて何の説明もなかった」患者様からよく聞くこれらのケースもまた、歯科医師の説明不足による誤解が原因なのです。治療を開始する前に時間をかけてカウンセリングを受けることにより、このような悲劇を防ぐことができます。

ところで、皆さんは「インフォームド・コンセント」という言葉をご存じでしょうか?最近は、新聞やテレビでその重要性について論じられる機会も多くなってきました。しかし日本の医療の現場では、専門的な診療行為に対して患者様が意見を述べる、あるいは不満を訴えるということは非常に少なく、医師の言うままに治療を受けるのが一般的です。本来は、まず患者様が臆することなくご自身の現在の悩みを語り、どうしたいのか、またどうなりたいのかを主張した上で、担当の医師と共に治療の方針を立てるべきなのです。ところが、残念ながら現状は異なっています。

そこで、当クリニックでは専用のカウンセリングルームを設け、治療前に口腔内カメラを用いてTVモニターに映し出すことにより、患者様の現在のお口の状態と問題点を視覚的にはっきりと確認して頂きます。そして患者様のご希望を伺った上で、最適な治療方針を提案し、同意が得られれば治療を開始します。言うまでもなく、私たち医師が持つ専門知識は患者様が利用するために存在するのです。十分なカウンセリングと徹底したインフォームド・コンセント、当クリニックの全ての治療はここからスタートします。

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