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 身体化障害の診断

前述のように、わかりにくい複雑な一面を持つ身体化障害ですが、この病気の診断基準は次のように明確に決まっています。

  1. 頭頚部、腹部、背中、関節、四肢、胸部など全身の4箇所以上に疼痛(ズキズキとうずくような痛み)があること
  2. 吐き気、嘔吐、下痢など2つ以上の胃腸症状があること
  3. 性的無関心、勃起不全、射精機能不全、月経不順、月経過多など1つの性的症状、あるいは生殖器の症状があること
  4. 協調運動や平衡運動の障害、麻痺や部分的な脱力、嚥下困難(飲み下しにくい)、失声(声が出ない)、排尿障害、幻覚、痛みなどの感覚の消失、複視(ものが何重にも見える)、視力喪失、聴覚喪失、けいれん、記憶喪失、解離症状(ストレスのために心がまとまらない状態)、失神などの意識喪失、これらのうち1つの精神的症状が見られること

身体化障害では、まずからだの病気の有無を確認し、日常生活や仕事、学校などの社会活動に支障をきたす場合に病気であると診断されます。

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