口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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  非定型歯痛の本当の原因とは(口腔顔面痛7)

非定型歯痛(特発性歯痛・突発性歯痛)の本当の原因とは

非定型歯痛(特発性歯痛・突発性歯痛)は「原因不明」とはいわれているものの、いくつかの原因説は存在します。まず、私たちがストレスを感じると血中のカテコールアミンの量が増加することから、歯の周囲の血管が充血して歯痛が引き起こされるという「精神的ストレス説」があります。しかし非定型歯痛において注目すべき点として、原因不明の歯痛を訴える人たちのほとんどが、以前に歯の治療を繰り返して受けてきているという事実があります。そこで過去の治療の際に、歯から脳へ痛みを伝える神経のネットワークが何らかの原因から混乱してしまった結果、原因不明の歯痛が引き起こされるのだとする「神経因性説」が生まれ、現在では最有力となっています。

非定型歯痛(特発性歯痛・突発性歯痛)とは、脳の中で起こっている疼痛性障害です。つまり痛みの原因は身体ではなく脳にあり、痛みは気のせいなどではなく本物であるということです。言い換えると、非定型歯痛とは脳の中のセロトニン系ネットワークに何らかの機能不全が生じた結果、痛みの感覚がうまく調整できなくなっている状態です。事実、非定型歯痛を抱える患者様の多くが三叉神経痛や骨髄炎、歯髄炎などと診断されてテグレトールなどによる薬物療法を行ったり、神経を抜いたり、あるいは抜歯をしたという経験を持っています。しかしながら非定型歯痛は、どんなに身体への治療を行ったところで解決しないのです。それどころか、外科的な処置を繰り返すほどに痛みが増したり、痛む部位が拡張していく傾向さえあります。従って、非定型歯痛に対する外科的処置は避けるべきであるといえます。

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