ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

脾の病証

胃から取り込んだ水穀は、脾で津液と精微物質に運化されます
運化した清(津液と精微物質)は肺に昇清されます
脾は湿を嫌いますが、清が昇清されずに脾に留まると湿が生じます
湿が久病により化熱すると湿熱に変化します
肺に湿が移動すると痰が生成されます
脾虚が進むと昇清作用が損なわれ、中気下陥に陥ります
脾虚に加えて肝に問題が生じると肝克脾となり、肝脾不和が生じます

舌の黄膩苔(おうじたい)
 湿を取るために半夏瀉心湯を用います
 痰を取るために竹助蘊担当を用います

中気下陥
 眼瞼下垂、顔面のたるみ、胃下垂、直腸脱、子宮脱、膀胱脱が生じます
 補中益気湯、乙字湯中の升麻が昇挙作用を持ちます
 黄耆・柴胡・升麻には昇清作用があります

肝脾不和
 ストレスが加わると食欲がなくなり、食欲がなくなるとイライラする、下痢をするといった症状です
 下痢に対しては加味逍遥散、柴胡清肝湯を用います

ページの一番上へ