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認知行動療法の基本となる4つの技法

認知行動療法を進めるためさまざまな方法が開発されています。中でも基本となるのは次の4つの技法です。

  • 行動活性化
  • 認知再構成
  • 問題解決手法
  • 人間関係手法

行動活性化

気分転換や気晴らしをすると気分がリフレッシュされ、やる気スイッチが入るものです。同様に、やりがいのある行動や楽しい活動を行うことで気分(情動)や考え方(認知)がプラスの方向に変わることを、行動活性化といいます。

認知再構成

ある出来事に対して自然に浮かんでくる考え(自動思考)の中で、誤っている部分を修正し、正しく捉え直すことを認知再構成といいます。

認知再構成を行うための技法を挙げてみます。

  • ソクラテス的質問
  • 日常生活記録表
  • 思考記録表
  • 思考変化記録表
  • 視点を変える質問
  • 心の癖の修正
  • シナリオ法

これらの技法を用いて認知再構成を行います。まず初めに出来事に対して生じる情動や自動思考を明確化し、次に自動思考の根拠を挙げたあと、これに対する反証を考えます。的確に反証を挙げることができれば、適応的思考ができるようになるというわけです。最後に気分がどのように変化したかを記録し、認知再構成による改善度を確認します。

問題解決手法

問題を解決するためには、一定の手順を踏んで取り組むと効果的です。以下にその手順を挙げてみます。

  • 問題の明確化
  • 原因調査と分析・ブレーンストーミング
  • 解決策の立案
  • 実行
  • 結果の評価

人間関係手法

  • 悩みがあると一人で孤立してしまい、人間関係がうまく築けなくなる人がいます。人間関係を改善するためには次のような手法があります。
  • 自分の気持ちを上手に相手に伝える
  • 相手の話をよく聞き、正しく理解する
  • 相手との接触回数を増やす
  • 相手のためにできることを行う
  • 思いやりや感謝の気持ちを持って相手と接する

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