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 伝染性単核症

EBウイルス(エプスタイン・バーウイルス)の初感染によって起こる病気です。EBウイルスは幼児期の感染が多く見られますが、成人後もキスや性交渉により感染します。

キスやオーラルセックスから4〜6週間後にのどの痛みや嚥下悲痛、口蓋粘膜の出血斑、咽頭粘膜の白苔、頸部リンパ節の腫脹が生じます。全身症状としては発熱や倦怠感が生じ、38度以上の高熱が1~2週間持続します。

血液検査を行うと白血球が初期には減少し、後から増加することが特徴です。白血球を分画するとリンパ球と単核球が増加することから、伝染性単核症と名付けられました。また異型リンパ球が出現したり、肝機能障害が生じる場合もあります。

EBウイルスに有効な抗ウイルス薬がないため、伝染性単核症に対しては対症療法を行うことになります。のどの痛みや発熱に対してはカロナール(一般名:アセトアミノフェン)を内服します。

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