口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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抜けた歯・折れた歯の応急処置について

小児:抜けた歯の応急処置歯が抜けたとき、折れたときのいずれの場合でも大切なことは歯を乾燥させず、湿った状態のまま保存して歯科へ急ぐことです。そして、歯根膜を決して傷めないことが肝心です。歯を包むように形作られている歯茎と歯槽骨に埋もれている部分を歯根といい、その歯根の表面を被って歯を歯茎と歯槽骨にしっかりと固定してくれているのが歯根膜です。ところが、この歯根膜は乾燥にきわめて弱く、放置されると約18分で歯の根の周りの歯根膜が死んでしまい、治療が難しくなります。

そのため、抜けた歯・折れた歯を洗い清める場合には、十分な配慮が必要になります。具体的には、水道水の流水下で10秒〜20秒程度すすぎますが、このとき決して30秒以上水にさらしてはいけません。洗いすぎることによって、歯の根っこの表面の繊維を取り去らないことが重要なのです。また、たとえ汚れが付着していても決してアルコールや石鹸、塩水などは使わず、冷たい水だけで洗い流します。そして、手で持つ場合も歯の根っこは絶対に持ってはいけません。手で触って汚すと、感染の原因になります。

また、乾燥を避けるため歯はミルクを入れたフイルムケースか薬ビンに浸して持ち運びましょう。あるいは、ぬれたガーゼに歯を包んで、本人か親の頬と歯茎の間に入れて保存します。

歯が抜けたとき・折れたときのいずれの場合も、大切なことは歯を湿った状態で保つことです。そして、できれば30分以内に歯科へ行きましょう。2時間以上経過すると歯根膜が死んでしまい、治療後に歯と骨が癒着したり歯の根っこが溶けてしまったりして、治療が成功しにくくなります。

そして、歯科では「いつ、どこで、どのようにして起こったか」をしっかりと説明しましょう。30分〜1時間以内に治療を行うことができれば、歯を元通りの状態に戻すことが可能ですから、ご安心ください。

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